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社是
駄菓子の歴史
今から1300年ほど昔、遣唐使によって中国から伝えられた唐菓子が日本の菓子の原型であるとされています。もち米、うるち米、麦、大豆などの粉をこね、油で揚げた唐菓子は、それまで菓子と呼ばれていた木の実や果実にとって変わりました。
一方、今から500年ほど昔には、供饌菓・茶の点心・献上菓として餡や白糖を原材料とした高級菓子、いわゆる「上菓子」が上流社会の食べものとして広まり、江戸時代には庶民の間にも広がるようになります。江戸時代の末期になると、白糖の使用が幕府によって上菓子にしか認められなくなり、駄菓子には黒糖を使うしかなくなります。麦・ひえ・あわ・豆などの雑穀を原材料にして黒糖で味付けしたお菓子などは、「上菓子」に対して「駄菓子」と呼ばれ、「大衆的・庶民的」な食べものとして多くの人々に愛されるようになりました。